この幻想世界の片隅で
確か高校生の時だったかと思います。
ある夜、いきなり妙な感覚に襲われたことがあります。
見ている世界が全て造りもののように思われたのです。
まあ道路にせよ建物にせよ車にせよ、人が作ったものなのですが、そうではなく、まるで映画のセットのようなというか、砂上の楼閣というか、すぐになくなってしまうもののように思えたというか・・・。
言葉で表現するのは難しいのだけど、最近になって、この見ている世界が幻想のようなものということを知って、ようやく腑に落ちました。
目に見えない世界が主であるなら、見えている世界はサブ的というか、幻想という表現は正しくその通りだと思ったのです。
いかに着飾ろうが、豪華な生活をしようが、全て幻想なのです。
波動を整え、心を豊かにして、生きとし生けるもの全てに愛情を注いで、常に「ありがとう」。
この幻想世界の片隅で、いつも笑顔で過ごしています。
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